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タグホイヤーは何故こんなに安いのか?高級時計メーカーのブランド戦略考察

時計専門店に勤めて以来、様々なブランドに触れてきましたが、「なぜタグホイヤーはこんなにも安い価格を維持できるのか」いつも疑問に思っていました。

もちろんただ安いだけではありません。

とにかくかっこよくて、時計としての実用性や品質も抜群。

創業160年近い老舗の貫禄があり、品格やステータスだって申し分ありません。

ロレックスを筆頭にパテックフィリップ、オメガ、パネライなどが定価や実勢相場を上げ続ける中、タグホイヤーだけはコスパの良さを保っており、そのすごさというのは明らかです。

そこでこの記事では、「タグホイヤーはなぜ安いのか」。その秘密を考察してみました。

タグホイヤー カレラキャリバー5 スーパーコピー WBN2110.BA0639

タグホイヤー カレラキャリバー5 スーパーコピー WBN2110.BA0639

最大の変更点が3時位置の日付を6時位置に移動された事です。

細かい部分では針の夜光部分も大型化されておりより実用的な造り込みになっております。

特にアップデートされた部分が旧型よりも薄型にになり腕にフィットしやすい形状のブレスレットです。

型番:WBN2110.BA0639

機械:自動巻き

材質名:ステンレス

ブレス・ストラップ:ブレス

タイプ:メンズ

カラー:ブラック

外装特徴:シースルーバック

ケースサイズ:39.0mm

ケース厚:11.5mm

高級時計ブランドを価格でカテゴリー分けすると、タグホイヤーはエントリー~ミドルクラスといった立ち位置になります。

しかしながられっきとした「高級」時計ブランド。

競合にはロレックス,オメガ,IWC,ジャガールクルトなどの名門が居並びます。

また、ファッション業界きっての大手グループLVMH(ルイヴィトンモエヘネシー)の傘下企業で、ルイヴィトン,ウブロ,ゼニス,ブルガリといったハイブランド群のメンバーの一員です。

にもかかわらず、タグホイヤーはコストパフォーマンスが良い、といったイメージがあり、実際に価格の安さを実現しています。

その秘密は、こういった同業他社とは明確に異なるブランド戦略を掲げていることがまず挙げられるのではないかと思います。

タグホイヤーのブランドコンセプトは「手の届くラグジュアリー」です。

パテックフィリップやオーデマピゲなどの雲上ブランドは、「手が届く人が購入するラグジュアリー」といった立ち位置だと思います。

もちろんそういったブランド戦略は「アリ」で、特別感や所有者の優越感に一役買ってくれるでしょう。実際、ラグジュアリーブランドの代表格・グッチの創業者は「値段が高ければ高いほど所有する価値は高くなる」といった名言を残しています。

一方でタグホイヤーは多くの顧客の手に届けられる高級品を目指しています。そう、タグホイヤーのブランド戦略の大きな特徴は、顧客ターゲットが非常に幅広いのです。

企業は自社製品を売ろうとする時、まずターゲットを絞ります。

多くの高級ブランドが「富裕層」「社会的地位が高い方」をターゲットとする中で、タグホイヤーは若い世代~年配者までと幅広くとることによって、まず差別化しています。

これは、LVMHの中でもウブロやルイヴィトンとは明らかに異なるターゲティングです。

また、価格とステータス性の二軸でとったポジショニングマップ(自社と他社の市場での位置づけを明瞭化したもの)をご覧いただくと、タグホイヤーが同業他社と比べて独特の位置づけをしていることが見てとれるかと思います。

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