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【2022年 新作】ロジェ・デュブイ、空山基とのコラボ作「エクスカリバー モノバランシエ ソラヤマ」を発表

ロジェ・デュブイは、世界的なモダンアーティストである空山基(そらやま・はじめ)とのコラボレーションモデル「エクスカリバー モノバランシエ ソラヤマ」を披露した。両者の精神が見事に合致した本作には、独自の世界観と特別な仕掛けが備わる。日本限定28本の特別なモデルだ。

ロジェデュブイスーパーコピー エクスカリバー スパイダー ピレリ オートマティック スケルトン RDDBEX0705

タイヤメーカー「ピレリ」とのコラボレーションは2種。このモデルは最終戦となるF1アブダビGPの優勝タイヤをストラップ素材に使用する。アクセントカラーはホワイト。
ef.:RDDBEX0705
ケース径:45.00mm
ケース厚:14.02mm
ケース素材:チタン(ブラックDLC)
防水性:5気圧
ストラップ:ラバー
ムーブメント:自動巻き、Cal.RD820SQ、約60時間パワーリザーブ
仕様:ジュネーブシール
限定:世界限定88本

特別なエクスカリバーに宿る、空山基の精神

ロジェ・デュブイがブランドとして掲げるテーマ“ハイパーオルロジュリー”は、搭載するメカニズムの複雑さだけでなく、表現力に磨きをかけることで、その上のレベルへと突き進むことができる、という考え方だ。このコンセプトのもとで生み出される時計は、ムーブメントのパーツにまで前衛的なデザインを取り入れることで実現する、一種の“キネティックアート”である。

今回ロジェ・デュブイは、世界的イラストレーターの空山基とコラボレーションを果たし、長い構想期間を経て新モデル「エクスカリバー モノバランシエ ソラヤマ」を発表した。日本のみで展開される本作は、2022年4月に発表された「モノバランシエ」シリーズの最新作としてラインナップされる。

“写実表現技法のゴッドファーザー”と称される空山基は、女性の肉体美とロボットの構造美を組み合わせた作品「セクシーロボット」でその名を世界に知らしめた現代芸術家だ。エアブラシを駆使した技法で、多くのクリエイターに今もなお大きな影響を与え続ける、言わば“生ける伝説”である。

セクシーロボットの丸みを帯びたラインと、磨き上げられたクロムメッキのボディは、ロジェ・デュブイのシグネチャーデザインと価値観を共有。わずか28本の特別なエクスカリバーを、新たなアート作品として創り上げた。革新的なテクノロジーと伝統のクラフツマンシップ、そして前衛的かつ精緻なデザインによって表現される、両者の世界観の融合に酔いしれることができるだろう。

GMW-B5000TVBは最強のG-SHOCKか?

20万円超えのG-SHOCK、"バーチャルアーマー(virtual armor) "に込められた思いとは?

我々が知っていること
時々身につけることのあるG-SHOCKをお持ちの方も多いのではないのだろうか。シンプルで、多分プラスチック製だろう。そして、きっと安い。しかし、今回発売されたGMW-B5000TVBは、そのどれにも当てはまらないG-SHOCKだ。

本機はフルメタルシリーズのなかでも最上位に近いチタン製のモデルだ。G-SHOCK版 uber(注:超、すげえものというスラング)であり、カシオはこの時計を「ハイスペックゲームとSFスタイルを現実の世界で実現するための時計」と位置づけている。私には『Halo Infinite』に出てくるような時計に見える。スーパーソルジャーのマスターチーフがオフタイムにつけていそうな時計だ。

GMW-B5000TVBで最も興味深いのは、その構造だ。ケース、ベゼル、ブレスレットを構成するチタンのあいだに樹脂製の緩衝材を挟み込み、耐衝撃性を高めている。チタンの表面には、"バーチャルアーマー "に由来する幾何学的なカモフラージュパターンが施されている。メカウォーリアー系のSFシリーズに登場しそうなものだ。ケースバックはDLCコーティングが施され、防水性を高めるためにねじ込み式になっている。

近未来技術のテーマを継承し、カシオが「スーパーイルミネーター」と呼ぶ、暗い場所での視認性を高める高輝度LEDバックライトを採用。また、明るいところでは、カシオのタフソーラー充電システムにより、充電が可能だ。また、マルチバンド6による原子計時で正確な時刻を刻み、Bluetooth®でスマホのアプリと接続することもできる。

我々が思うこと

この時計をG-SHOCKのカテゴリーに入れるのは、精神的に難しい。私が慣れ親しんだG-SHOCKとの共通点があまりないのだ。むしろ、昔懐かしいG-SHOCKを意識してデザインされたスマートウォッチという印象だ。しかし、ある意味、そうでなければ20万3500円(税込)という高い価格(時計に詰め込まれた技術もさることながら、チタンの高い原材料費に由来するの だろう)を納得させることができないのだ。

この時計で最も視覚的に印象的な要素のひとつが、チタンの表面に施された幾何学的なカモフラージュ柄だ。近未来的な装甲をイメージさせるものだが、第1次世界大戦中にイギリス、そしてのちにアメリカが初めて軍艦に採用したラズリーカモフラージュを思い起こさせる。このアイデアは船舶を完全に隠すのではなく、速度や方位に加えて敵に船舶のプロファイルを識別されにくくするために、一連の幾何学的パターンを加えることだったのだ。それから100年以上経って幾何学模様のカモフラージュが、未来を特徴づけるようになったというのは面白い。

G-SHOCKのなかで最もクールなモデルを作るには、カシオはリスクを取って自分たちがプレイする空間から一歩外に出る必要があった。近未来的なカモフラージュ柄のオールチタン製モデルは、私が長年親しんできたG-SHOCKの精神とは一致しないが、そこに固執することはG-SHOCKが成長し境界を越えるものに変化を遂げる機会を奪うことでもあるのだ。


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